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2010年10月24日日曜日

FDKを使用してアラートの取得2

前回の続き

自作のFDKからマスターページの適用のfcodeを送っても、表示されるアラートを消すことができない。
どうやらnotificationが送られていないのが原因らしい。

結局はhWndを取得してキーコードを送るしかない。

2010年10月6日水曜日

FDKを使用してアラートの取得

FrameMaker Developer's Forumで面白い投稿があったのでメモ。
画像が表示できませんやマスターページを適用しますかといったアラートをFDKで取得し、自動ではいを押すプログラムです。
ここで使用されているFP_ActiveAlertはリファレンスにも載っていない実験的なプロパティみたいです。

#include "fapi.h"
#include "fdetypes.h"
#include "futils.h"

VoidT F_ApiInitialize(IntT init)
{
    if (init == FA_Init_First)
    {
        F_ApiNotification(FA_Note_Alert, True);
        F_ApiBailOut();
    }
}

VoidT F_ApiNotify(IntT notification, F_ObjHandleT docId, StringT filename, IntT iparm)
{
    F_ObjHandleT alertId;
    IntT uniq;

    switch (notification)
    {
    case FA_Note_Alert:
        // Get the id of the alert.
        alertId = F_ApiGetId(0, FV_SessionId, FP_ActiveAlert);
        uniq = F_ApiGetInt(FV_SessionId, alertId, FP_Unique);

        // If the alert is "Cannot display some imported graphics...", supppress it.
        switch(uniq)
        {
        case 40086: //"Cannot display some imported graphics..."
        case 40090: //"Cannot display some imported graphics..."
        case 46001: //Suppress ApplyMasterpages message
            F_ApiReturnValue(FR_YesOperation);
            break ;
        case 0:
            //Unfortunately no ID for "The font information changed..."
            if (F_StrCmp(filename, (StringT)"The font information for your system has changed. This change may affect the format and output of your document(s)."))
                F_ApiReturnValue(FR_YesOperation);
            if (F_StrCmp(filename, (StringT)"Die Schriftinformation für Ihr System hat sich geändert. Diese Änderung kann sich auf Formatierung und Ausgabe Ihrer Dokumente auswirken."))
                F_ApiReturnValue(FR_YesOperation);
            break;
        default:
            break;
        }
        break;

    default:
        break;
    }
    F_ApiBailOut();
}

2010年7月27日火曜日

FDK使ってマスターページの適用

文書にFDKを使用してマスターページの適用を行いたいがここにアクセスするためのAPIがbookファイルからしか用意されていない。
fcodeからのアクセス方法を調べてもないです。

しかし、ESC、M、Pと順番に入力するとマスターページの適用が実行されることが判ったので(ヘルプにすら書いていない)、キーコードを送信すれば・・・

static IntT fcodes[] = {FC_ESC, 'M', 'P'};
F_ApiFcodes(sizeof(fcodes)/sizeof(IntT), fcodes);

実行されますが、ダイアログが出てしまいます。

このダイアログは消せないので、Win32APIのSendMessage使って、OKボタンを押してやってください。

2010年7月4日日曜日

FDKプロジェクトの新規作成

FDKを新規作成方法です。VC2008Expressで説明だけど、ほかのバージョンでも大丈夫のはず。

  1. 新しいプロジェクトから「Win32 コンソール アプリケーション」を選択。
  2. アプリケーションの設定の項目を下記のように変更。
    アプリケーションの種類を「DLL」を選択。
  3. プロジェクトのプロパティを開き、下記のように設定。
    • C/C++→全般→追加のインクルード ディレクトリ にFDKのインクルードフォルダにパスを通す
      [例] C:\Program Files\Adobe\FDK7.2\include
    • C/C++→コード生成→構造体メンバのアライメントを「8 バイト」に変更
    • C/C++→プリプロセッサ→プリプロセッサの定義から「PROJECTNAME_EXPORTS」を削除
    • リンカ→全般→追加のライブラリ ディレクトリ にFDKのライブラリフォルダにパスを通す
      [例] C:\Program Files\Adobe\FDK7.2\lib
    • リンカ→入力→追加の依存ファイルに「fdk.lib api.lib fmdbms32.lib」を追加
    • (VC2005以降のみ)リンカ→入力→特定のライブラリの無視に「LIBC.lib」を追加
  4. ProjectName.cppを開いて#include "stdafx.h"の次の行に「#define PROJECTNAME_EXPORTS」を追加
  5. stdafx.hを開いて下記のコードを追加する。
    // for FDK
    #define DONT_REDEFINE // Console app needs native types
    #define WBUFLEN 512
     
    #include "fapi.h"
    #include "fdetypes.h"
    #include "futils.h"
    #include "fstrings.h"
    

2010年6月27日日曜日

FDKを作成してみる

無償で使用できるVisual C++2008 Expressで作成してみます。
ちなみに 7.2はVS2003、8.0以上は2005しか公式サポートはしてないはずです。
昔はうん万円出して開発ソフトを購入しないといけなかったのだが、FDKくらいなら無償で十分。どうせろくにデバッグできないし・・・。

では、起動時にアラートが表示されるFDKを作成してみます。
  1. FDKとVisual C++ 2008 Expressをインストールします。
  2. FDKのサンプルデータをコンパイルします。FDKをインストールしたフォルダの「.\sample\hello」の読み取り属性を解除して、フォルダ内のhello.slnを実行します。(必要であればhelloフォルダをバックアップ)
  3. Visual Studio 変換ウィザードが出るので「完了」を選択する。
    問題なければ下のような画像が拝めるはずです。

  4. (FM7.2の場合のみ)プロジェクトのリンカの入力設定の特定のライブラリの無視に「LIBC.lib」を追加します。

  5. ビルド>hello のビルドを選択します。
    エラーがなければ.\debug\hello.dllが作成されます。
  6. maker.iniに作成したDLLを登録します。[APIClients]セクションに下記の項目を追加する。
    hello=Standard, Greets user at startup,*fdk_install_dir\samples\hello\debug\hello.dll, all
  7. FrameMakerを実行します。下図のアラートが出れば完成です。

FrameMakerの開発環境

FrameMakerで追加プラグイン等の開発するソフトは3つぐらい有ります。
  • FrameMaker Developer Kit (C/C++)
  • FrameScript (独自言語)
  • FrameAC (VisualBasic/VBScript)
FrameMaker Developer Kitは公式の開発環境です。作成するにはC/C++の知識が必要です。
FrameScriptは独自のスクリプト言語で、(FDKよりは)簡単に作成できるサードパーティーのプラグインです。
日本国内でもバージョン2.0くらいまでは代理店が販売してましたが今は行っていないみたいです。
FrameACはActiveXを使ってFrameMakerを操作させることができるらしい・・・ということしか知りません。
あと、Pythonで使ったやつとかあったような?でも開発終了のはず。