2016年7月7日木曜日

InDesignの段組時に表が固まる原因とは!?

InDesignで長年バグが解消されない問題の1つに段組の表が複数ページまたがる場合、高確率で固まるというバグが存在します。(Problem with multi-column tables and column span など参照)
長文ドキュメントの自動組版をやっていると固まった…原因はまたInDesignのバグかと頭を抱えるというループが続いていました。
最近になってこれはという確実にバグを再現する方法がわかったので紹介します。
それはテキストフレーム内で表アンカー行とその1つ前の行が異なる段抜き、段分割のときに固まってしまう。

バグを華麗に回避する

例えば下図のような段組かつ表が複数ページにまたがる場合。


最初のタイトルと本文を段抜きすると問題なく設定できます。


さらに表タイトルも段抜きをすると…見事に固まります。
そこで、表アンカーの行の最初に強制改行を入れます。そして、表タイトルを段抜きすると今度は何事も無く設定ができます。


あとは、強制改行の文字サイズを0.1pt、行送りを0ptにすれば強制改行が入っているとは思わないくらいの空き(正確には0.1pt=0.035mmの空き)が実現できます。

まあ、これでもたまに固まる場合があるので早くバグを直してほしいものです。


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