2010年6月27日日曜日

FDKを作成してみる

無償で使用できるVisual C++2008 Expressで作成してみます。
ちなみに 7.2はVS2003、8.0以上は2005しか公式サポートはしてないはずです。
昔はうん万円出して開発ソフトを購入しないといけなかったのだが、FDKくらいなら無償で十分。どうせろくにデバッグできないし・・・。

では、起動時にアラートが表示されるFDKを作成してみます。
  1. FDKとVisual C++ 2008 Expressをインストールします。
  2. FDKのサンプルデータをコンパイルします。FDKをインストールしたフォルダの「.\sample\hello」の読み取り属性を解除して、フォルダ内のhello.slnを実行します。(必要であればhelloフォルダをバックアップ)
  3. Visual Studio 変換ウィザードが出るので「完了」を選択する。
    問題なければ下のような画像が拝めるはずです。

  4. (FM7.2の場合のみ)プロジェクトのリンカの入力設定の特定のライブラリの無視に「LIBC.lib」を追加します。

  5. ビルド>hello のビルドを選択します。
    エラーがなければ.\debug\hello.dllが作成されます。
  6. maker.iniに作成したDLLを登録します。[APIClients]セクションに下記の項目を追加する。
    hello=Standard, Greets user at startup,*fdk_install_dir\samples\hello\debug\hello.dll, all
  7. FrameMakerを実行します。下図のアラートが出れば完成です。

FrameMakerの開発環境

FrameMakerで追加プラグイン等の開発するソフトは3つぐらい有ります。
  • FrameMaker Developer Kit (C/C++)
  • FrameScript (独自言語)
  • FrameAC (VisualBasic/VBScript)
FrameMaker Developer Kitは公式の開発環境です。作成するにはC/C++の知識が必要です。
FrameScriptは独自のスクリプト言語で、(FDKよりは)簡単に作成できるサードパーティーのプラグインです。
日本国内でもバージョン2.0くらいまでは代理店が販売してましたが今は行っていないみたいです。
FrameACはActiveXを使ってFrameMakerを操作させることができるらしい・・・ということしか知りません。
あと、Pythonで使ったやつとかあったような?でも開発終了のはず。

てすとてすと

てすと。
テンプレートに関してはbtemplatesとかいう便利なサイトがあるんだね。
昔はたいしていじれなかったような・・・っていつの話だ?